流れ流されるままに ただ身を委ねて
ようやく陸地が見えてきた頃に
それが孤島だと気づき途方に暮れた

何度目の失望 もう諦めている
人影求め探しあるけば 人工物が見えて
その場所があの栄光の廃墟だと知る

ふいに僕は思い出すあの日の幻想
涙こぼれた 乾ききった涙
今この眼に映るすべて

過程などわからなくて
ただ気づいたその瞬間
全て崩れ去る幻 その瞬間の

現実感 浮遊病者
この世界から浮いてどこかへ行く
夢うつつ 遠い世界
どうか生きた人間に会わせてくれないか

深夜徘徊すれば人の気配うっすらと
感じるから毎夜習慣にしている
街頭は空虚な街を優しく照らした

そして気づいた 空虚なのは自分自身
昇る朝日から逃げ出すようにと
足を引きずり歩く帰り道に

明日こそはといつもの空約束
慣れきっている それが叶わないことに

ただ動くこの身体
ただ生きるこの意識
楽しげなヒトガタたち
全てまやかしのよう その空虚さの

再起不能 理想主義者
この世界から追われ何を思う
胡蝶の夢 途方に暮れ
どうか夢の続き見させてくれないか

現実感 浮遊病者
この世界から浮いてどこかへ行く
夢うつつ 遠い世界
どうか生きた人間に会わせてくれないか

流れ流されるままに ただ身を委ねて
この空虚なる海 浮かんで行くのさ